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移動平均線は単純、加重、指数平滑と主に3種類に分けられます。
そのなかでも、私は指数平滑移動平均線を好んで使用します。
普段ツイート時に表示しているチャートも楽天証券のものであれば、全て指数平滑移動平均線となっています。
なぜ指数平滑移動平均線なのか。
この記事では指数平滑移動平均線の優れている点、それ以外の移動平均線の理論的にちょっとどうなのかな?と思う部分を解説していきます。
単純移動平均線とは
最も一般的で、システムトレードにおいても採用されやすいのは単純移動平均線ですが、単純移動平均線は特に短期戦略を考察する際には相応しくないと考えています。
単純移動平均線は、その数式から期間中のどの時点の株価も同じ重さで考慮しています。
これはつまり200日単純移動平均線であれば、
200日前と1日前につけた株価を現在の値動きに対して、同等の影響を与えている
と考えていることになります。
また期間外、例えば201日前になった時点で現在への影響が途端に0になるという考え方です。
加重移動平均線とは
対して加重移動平均線は、現在により近いものを重視する数式です。
前述の単純移動平均線よりは良いですが、期間外になった途端に影響を0とする点は改善できていない指標です。
指数平滑移動平均線とは
そこで私は指数平滑移動平均線を好んで用います。指数平滑移動平均線は、上記2点の問題を克服した指標です。
つまり、
現在に近いものをより重視し、期間外の株価の影響も数式の中に常に含まれる
形になっています。
特に短期においては、単純移動平均線は現在に近いものと遠いものの影響を等価で見ている点において適切ではないと考えています。
短期的な値動きを分析するならば、より現在に近い商いを重視すべきです。
数十~百日前の値動きと前日の値動きが現在に与える影響が同等なはずがないのです。
また指数平滑移動平均線には現在の株価が1単位(1ローソク足)前の時点の指数平滑移動平均線より上であれば、指数平滑移動平均線は必ず上昇するという大きな特徴があります。
これはnoteでマガジンのみで200部以上購入されている人気の記事
「最強のデイトレテクニカル」でも利用している性質です。
指数平滑移動平均線の性質
株価が指数平滑移動平均線の上にあるなら、指数平滑移動平均は上昇する
→指数平滑移動平均をサポートラインとしてトレードする場合、時間の経過と共に指数平滑移動平均が上がることから、最終的にロスカットとなる場合でも時間の経過とともに損失幅は減少し、仕掛け位置より上に来れば負けがなくなります。
例えば、この画像は3分足で中期線にサポートされています。
横ラインの中期線にタッチしたタイミングでINしたとします。
その後株価は少し上がりますが、再度11:09に中期線に接近しています。
この時の中期線の位置を見てください。
さっき中期線を目安としてINした時より中期線自体が上がっている為、仮に11:09で中期線にタッチしていたとしてもまだ利益が残っていますね。
現在の株価が1単位(1ローソク足)前の時点の指数平滑移動平均線より上であれば、指数平滑移動平均線は必ず上昇する
↓
もっと簡単な言い方をすると、
株価が指数平滑移動平均より上ならば指数平滑移動平均も上昇する
ということです。
この性質の優位性はここにあります。
同じ移動平均線をサポートラインとして活用(サポートラインなので株価は平均線より上)してトレードする限り、指数平滑移動平均のこの性質により非常に負けにくい状況となるのです。
あとがき
今回はここまでとしますが、移動平均線について非常に詳しいサイトがありますのでこちらもご覧ください。
またトレードにおいては資金管理がもっとも重要です。
実践する前に以下の記事から自分の適切なポジションサイズを確認してみてください。