この記事では、現役トレーダーとして実際にツールを使用している中で、尖った特徴があり絶対に開設しておいた方が良いと思う証券会社5つだけを厳選して紹介します。
通常は単に手数料や利用者数で比較・紹介されている場合が多いですが、以下の5つの証券会社はいずれもサービス内容に唯一性があります。
口座開設やツール・アプリの利用だけなら条件がない場合も多いです。
また週末にA社はメンテナンスでツール・アプリが使えないがB社は使えるという状況が頻繁にあります。
分析したい時にアプリが使えない!という状況を防ぐことができる為、複数の証券会社の口座を開設することを強くおすすめします。
楽天証券
① 日経テレコンが無料。おそらく楽天証券のみ。
② アプリで四季報・株式新聞が見ることができる。
③ 時価総額や売り残・買い残を随時更新。
④ アプリで歩み値が見ることができる。
⑤ アプリで分足が1分、2分、3分、4分、5分と細かく設定できる。
⑥ アプリで移動平均線の種類を単純、多重、指数平滑、VWAPが選択できる。指数平滑やVWAPはアプリで表示できる証券会社は非常に少ない。
ちなみに私はチャートについては指数平滑移動平均線が表示できる楽天アプリで見てます。
⑦ 一日定額コースを選択していた場合デイトレード割引があり、日計り取引の片道手数料無料。つまりデイトレードであれば手数料が半額になります。
⑧ デイトレード専用の一般信用取引「いちにち信用」の売買手数料無料。
⑨ 空売り可能な銘柄数が最も多い。日計り3198銘柄、短期15、長期721銘柄。
⑩ 楽ラップというロボ・アドバイザーを活用した資産運用・管理サービスがある。
⑪ 東証に上場しているiシェアーズETFが現物取引、信用取引ともに売買手数料無料。
SBI証券
① アプリで四季報が見ることができる。
② 注文方法が2019/3/23に大幅拡充。指値と逆指値の同時発注が可能に。
今までは指値と逆指値を同時に発注できず、利確とロスカットを同時に発注できない為、非常に不便でした。
場中にあまり見ることができない兼業にとっては注文方法が増えるメリットは非常に大きいです。
③ アプリのアラームが優秀。優待・配当の権利付最終日や決算予定日、決算発表や株式分割・併合、業績修正などのコーポレートアクションなどの通知ができる。
④ 福証、名証など地方市場はアプリで見ることができない証券会社は少なくないが、SBIのアプリは地方市場を見ることができるアプリで最も使い勝手が良い。
⑤ 見ることができる国内指標や海外指標の種類が多く、それらを分足単位でチャート分析できる。
他社のアプリも指標は見られるがSBIほど多くなく、海外指標などは日足、週足、月足などでしか見ることができない場合がある。
⑥ IPO取り扱い数が最も多い。2017年86社。
⑦ 空売り可能な銘柄数が多い。日計り1143銘柄、短期562銘柄、長期121銘柄。
松井証券
①QUICKリサーチが無料
②1日の約定代金10万円以下手数料無料、デイトレードは手数料無料。
③パソコンツールがデイトレードに便利な機能が多い。
例えば、値上がり率ランキングでもPTSや寄付き前気配、前日比、当日始値比、5日値上がり率など細かく設定できる。
アプリははっきり言って使いづらい為、パソコントレードが前提の方向き。
④無期限信用売り(長期)が可能な銘柄数が多い。日計り904銘柄、長期899銘柄。
マネックス証券
①場中発注可の完全自動売買が可能なトレードステーションが利用可能。また条件を設定してバックテストも可能な為、手法の優位性を確認できる。
トレードステーションは蓄積されたデータ量が膨大で使いこなせればツールとしては最も優秀なものの1つ。
分足データなども全証券会社でダントツ、最も過去まで遡れる。(10年分)
だた2019年に利用条件を追加(詳しくはこちら)。
今後のサービスの継続性や有料化などの懸念があります。
*ちなみに私が良く使うイザナミでも、有料の外部ツールを使えば自動発注や場中の値動きに対応させることが可能となっています。
② SNSビューアというTwitterの情報から発注までの動作をサポートするサービスがある。
昨今のTwitterアカウントの影響力を考えると非常に面白い機能で、tweetに素早く反応して売買を行いたいなら便利なツール。
③ マネラップというロボ・アドバイザーを活用した資産運用・管理サービスがある。
④ IPO取り扱い数が多い。2017年49社。SBI証券やSMBC日興証券より倍率が有利。
SMBC日興証券
① IPO取り扱い数が多い。2017年74社。口座数がSBI証券より少なく倍率は有利(SBI証券430万、SMBC日興証券335万)
② ダイレクトコースが信用取引の手数料無料。ダイレクトコースは、パソコンやスマートフォンを使うオンライントレードのコースです。
現物株式の委託手数料は最低135円、信用取引なら無料。
現引きを活用することで約定代金やデイトレード限定などの条件なしで唯一?手数料0を実現できる。
サービス面は他のアプリなどでどうとでもなる面があり、手数料を完全に0にできるというのはそれだけで価値があります。
多くの証券会社では大口向けの手数料優遇措置がありますが、一般の個人投資家には条件を満たすのは難しいです。
現引きと信用取引の余力が必要になりますが、個人投資家は信用余力があると、それを限界まで使ってしまう場合も多いので、むしろその位の制限があったほうがレバレッジをかけ過ぎずリスク管理ができます。
持ち株を別の証券会社に移す、株式移管という制度があります。
これも手数料は無料なので、SMBC証券の信用手数料0を利用して買い付けし、使い勝手の良い証券会社に株式移管で持ち株を移す等の使い方もできます。
ただし移管の手続きは書面で行われるので1週間程度はかかると見たほうが良いです。長めの時間軸でのトレードを想定している場合に活用すると良いかと思います。
まとめ
以上、いずれも他では代用が利かないような特徴を持つ必ず開設したほうが良い証券会社です。
取引スタイルに応じてどこをメイン口座にしたほうが良いかは変わってきます。
基本的には楽天証券とSBI証券がアプリの使い勝手が良く、スマホトレード中心の方やパソコンを持っていない人にもおすすめです。
この二つの内どちらかをメイン口座にしておくことをおすすめします。ちなみに私はSBI証券が現在のメイン口座です。
最後に
どうせ口座開設するならポイントサイト経由で行いましょう。
少額ですが、楽天証券800円、SBI証券4000円、松井証券500円、SMBC日興証券200円がもらえます。
ポイントサイトは正直、副業として稼ぐ効率は悪いですが、こういった感じでどうせ口座開設するなら、どうせ買い物するなら…
こういった時には、ポイントサイト経由の方がお得になります。